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第7回いかなごのくぎ煮文学賞 入選作品発表

「 さあ食べな 佃煮なんて 呼ばせねえ          
          ご堪能あれ イカしたカーブ 」

ぱんち さん(栃木県・女性・高3)

「 くぎ煮に泣いた 」

瀬戸ピリカ さん(神奈川県・女性・53)

「 桐箱が 似合うくぎ煮で ございます 」

すみよ さん(兵庫県・女性)

「いかなごへやもめの伯父の落とし蓋」

堀川真生 さん(千葉県・女性)

「瀬戸内の 春の波間に ピチピチと          
          プクプク煮詰めりゃ 茶の間ワクワク」

ひだまり猫 さん(大阪府・女性・46)

「不漁かい いかなごだって 反抗期」

たかちゃん さん(埼玉県・男性)

「 美味なるもの… 」

久保俊彦 さん(京都府・男性)

「ちょっと違う味」

オウンゴール さん(大阪府・男性・64)

「青いうみから しょうゆのうみに ばしょをかえ          
          おいしくなるよ いかなごたちは」

横道玄 さん(山口県・男性・小2)

「テーブルに 春風ふわり くぎ煮かな」

りぼん さん(大阪府・女性・小3)

「いかなごの 匂いの群れが 泳いでる          
          魚となってゆく 帰り道」

八柄実穂 さん(兵庫県・女性・高1)

「もういいかい 汁気とぶまで まあだだよ」

見澤悠月 さん(埼玉県・男性・小1)

「食卓」

秦まりな さん(和歌山県・女性・高1)

「おばあちゃんのいかなご」

なーちゃん さん(京都府・女性・高3)

「母の煮る くぎ煮いつしか 祖母の味」

畑菜々子 さん(兵庫県・女性・小6)

「短歌7首」

大濱義弘 さん(兵庫県・男性・74)

「春の漁火」(短歌連作)

小島涼我 さん(佐賀県・男性・中3)

「くぎ煮炊くときは 補聴器 外してる」

島根のぽん太 さん(島根県・女性・50)

「いかなごに 妻のドヤ顔 ついてくる」

ヒロシこの夜 さん(千葉県・男性・66)

「くぎ煮炊く 臭いを梅の 香に詫びる」

岸本博子 さん(兵庫県・女性・69)

「くぎ煮かと 小鉢の底の 絵も摘まむ」

テクノボー さん(栃木県・男性・61)

「ママのかお おこるとしろから くぎにいろ」

ぱんだ さん(大阪府・男性・6)

「胃が丈夫 何せくぎ煮が 離乳食」

沼田慎也 さん(東京都・男性・57)

「忘れられない いかなごのくぎ煮」

佐藤愛子 さん(大分県・女性・79)

「兄のくぎ煮」

平正夫 さん(千葉県・男性・72)

「懐かしのくぎに先生」

櫻井俊甫 さん(大阪府・男性・83)

「一番捕りイカナゴを近所で炊く」

上野佳平 さん(兵庫県・男性・86)

特別審査委員長 三田完先生 総評


今回の投稿総数は各部門合わせて計3170篇。昨年を1000篇も上回り、事務局も私も嬉しい悲鳴をあげながらせっせと作品に眼を通しました。とりわけ激戦だったのは川柳部門です。「そだねー」「忖度」「インスタ映え」といった話題を織り込んだ作品が続々と寄せられ、さらに、いかなごの高値や品薄といったマイナス要件をも笑い飛ばす逞しい作風が今年は眼を惹きました。「転んでもただでは起きぬくぎ煮ファン」─私も拙い一句で作者の皆さんに敬意を表したいと思います。

昨年と較べ、格段に投稿数が増えたのがエッセイ部門です。量のみならずレベルも上がっています。くぎ煮への郷愁、くぎ煮を作る家族への思いに加え、作者ご自身の挫折、失意のエピソードを重ねた深みのある作品が揃いました。そして、今回グランプリに輝いたのは、高校三年生ぱんちさんの短歌。短歌といえばみやびな抒情という固定観念を吹き飛ばす、ペンネームどおりパンチ力のある三十一文字に唸りました。新たな輝きを放つ今年の作品群。さて、〈いかなごのくぎ煮文学賞〉が、今後どのように進化していくのか…?期待が膨らみます。

特別審査委員長 三田完先生

三田 完(みた かん) 氏 略歴
作家・俳人
【略 歴】
1956年埼玉県出身。慶應義塾大学卒業。
2000年、「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞受賞。
2007年、「俳風三麗花」(文春文庫)で第137回直木賞候補。
近著に「不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む」(文藝春秋)、「鵺」(KADOKAWA)など。
いかなごのくぎ煮との出会いは、2000年ごろ、作詞家の阿久悠氏からプレゼントされたこと。




第1回いかなごのくぎ煮文学賞
第2回いかなごのくぎ煮文学賞
第3回いかなごのくぎ煮文学賞
第4回いかなごのくぎ煮文学賞
第5回いかなごのくぎ煮文学賞
第6回いかなごのくぎ煮文学賞